犬と暮らす

犬と暮らすために役立つ情報を掲載。


病気のサイン


人間と違い、犬は言葉がしゃべれません。そのため体調不良時や病気の時には、必ず仕草や行動、身体のどこかに病気のサインが出ています。犬は痛みに強く、多少、体調が悪くても普段通りの生活を続ける傾向があるとか。これは動物としての本能だそうです。

人間が見ただけで「元気がない」「グッタリしている」など明らかに様子がおかしい場合は、病気がかなり進行している恐れがあります。そんな時は早急に獣医師の診察を受けてください。

愛犬の病気をサインを見逃さない様に、日頃から身体に触れたり、行動を観察し、しっかり健康管理をしてあげましょう。

●身体に現れる病気のサイン


○嘔吐

食欲不振や下痢・出血を伴う嘔吐、激しい嘔吐、繰り返し吐く場合は食中毒、胃腸炎、異物の飲み、腸閉塞など。黄色い泡状のものを吐いている場合は、重度の胃酸過多の可能性がある


○激しい咳、呼吸が荒い

鼻炎・副鼻腔炎、気管支炎、肺炎、ジステンパー、ケンネルコフ、心不全などの心臓疾患、フィラリアなど


○鼻血

出血量が多い場合は鼻梁・頭部の打撲もしくは骨折、鼻腔内の外傷。出血量が少なく、何日も続く場合は血小板減少症という血液の疾患が考えられる


○毛が抜ける、異常に痒がる

毛の抜ける場所が顔、足、わき、背中などが部分的に脱毛している場合はアレルギー性皮膚炎。お尻から背中(特に尾の付け根や腰の周り)にかけ脱毛が目立つ場合はノミアレルギーの可能性あり。その他に皮膚真菌症、ニキビダニ症、膿皮症、耳かいせん、ストレス性脱毛など


○口臭、よだれが出る

口内炎、口唇炎、歯周病。口臭が強い場合は虫歯・歯肉炎など。その他には風邪やウイルスによる喉頭炎、脳脊髄膜炎、痙攣を伴う場合はてんかんが考えられる

○目やに、涙目、瞼の痙攣、目を擦る

白内障は眼球が白濁し、目を擦ることが多い。結膜炎の場合は膿のような黄色い粘りけのある目やにがでる。角膜炎は目やに、角膜の白濁、炎症、腫瘍などの症状が見られる。ウィルス感染症の場合はジステンパーや伝染性肝炎の可能性があり、疾患によっては死に至る場合もある

○下痢・便秘・血便
下痢は食中毒、食べすぎ、胃腸炎、ストレス性の下痢の他に、ウィルス感染症、寄生虫感染などが考えられる。嘔吐・発熱を併発している場合は要注意。パルボウィルス感染症など、深刻な病気の可能性がある。
便秘の場合は肛門線の分泌液が溜まっている、尿管結石、前立腺疾患(オスのみ)、子宮や膣の腫瘍・炎症(メスのみ)、腸閉塞など。
血便の場合はうんちの色を確認する。赤い血が混じっている場合は大腸や肛門付近の病気。全体的に黒っぽいタール便の場合は、胃や十二指腸などが出血している可能性がある

○尿の異常
血尿の場合は尿道炎、膀胱炎などの泌尿器の感染症や尿路結石の可能性が。排尿量が極端に少ない時は前立腺疾患(オスのみ)、肝機能疾患の場合も。3日以上、排尿が無いと死に至る危険があるので、すぐに獣医師の診察を受ける。
逆に排尿量が多い場合は糖尿病、出産経験のない五歳以上の犬や避妊手術をしていないメス犬の場合は子宮蓄膿症が考えられる。
また尿の色が濃い場合は尿道炎、急性肝炎、脱水症状、膀胱炎。逆に色が薄い場合は腎機能障害の恐れがある。


○鼻が乾く
起きている時に鼻が乾いている場合は風邪・発熱など体調不良の可能性が高い。また自律神経の異常などで鼻が乾く症状がでることもある。

 

●行動による病気のサイン


○元気がない
病気の初期症状の可能性があるが、飼い主とのコミュニケーション不足が原因で寂しかったり、ストレスを感じている場合もある。散歩や遊びを促しても反応が薄いようなら、病気の可能性が高い


●食欲がない

食欲不振は病気の初期症状と考え、経過をしっかり観察する必要あり。全く食事を受けつけない、食欲不振が2日以上続く場合は、病気の可能性があるため早急に獣医師の診察をうける


●お尻を地面に擦りつける
肛門の周囲が腫れている、お尻から嫌な臭いがする場合は、肛門膿炎や肛門周囲炎の可能性がある。その他に寄生虫感染、肛門線に分泌液が溜まっている場合も。また消化しきれなかった食物が、排泄時に出し切れず肛門に引っ掛かっていることもある


●体をこする
ノミ・ダニが寄生による皮膚炎、アレルギー性皮膚炎などを発症し、痒みを感じている事が多い。


●歩き方がおかしい
関節炎、脱臼、骨折やヘルニアなど。また爪の伸び過ぎ、肉球のケガ、トゲがささっていることもある


●水を大量に飲む
水も大量に飲む多飲多尿の場合は生殖器疾患、内分泌系疾患、糖尿病、腎臓病など内臓のさまざまな病気の可能性がある

 

以上のような病気のサインはあくまでも参考程度にしてください。一番、必要な対処法は愛犬の様子がおかしいと感じたら、すぐに獣医師の診察を受けることです。
犬は身体が小さく、意思表示もできないません。そのため、半日、一日の遅れが死に至ることも珍しくありません。素人判断も危険です。

最近では深夜でも急患対応をしてくれる動物病院が増えています。
万が一に備えて、かかりつけの動物病院や自宅近郊の救急対応をしてくれる動物病院を事前に探しておきましょう。備えあれば憂いなし、愛犬の健康管理は飼い主の役目です。

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