犬と暮らす

犬と暮らすために役立つ情報を掲載。


尿結石症


ご飯のトッピングやおやつに「煮干し」を食べていた小梅嬢ですが、獣医さんで受診中に先生から「結石になりやすいから、煮干しはあげちゃダメ」とのご指摘がありました。
柴犬さんは脱臼症や関節炎にかかりやすく、高齢になると認知症の発症率が高い犬種。それらを心配してカルシウムや青魚のDHAを補えれば、小梅嬢も元気に毎日過ごせるかな〜と思っていたのですがどうやら素人判断だったようで反省…。

小梅ご飯

 

『尿結石症』は尿道や尿管、膀胱、腎臓の中に小さな石ができて、器官の内側を傷つけ激痛が伴う病気です。場合によっては尿道の途中で結石が詰まり、排尿ができなくなってしまうこともあります。そうなると最悪の場合、腎臓に尿が逆流して重篤な症状や命を落とす可能性も。発症から2日以内に結石を取り除かないと危険とされ、尿道が狭く長い雄のほうが症状が悪化しやすいそうです。

 

●なぜ結石ができるの?

なぜ体内で結石ができる理由は下記の3つあげられます。


・細菌感染

大腸菌や腸内細菌の感染による膀胱炎、尿路感染症などで尿pH値がアルカリ性になったり、尿石の原因となるアンモニウムが増加し結石が作られやすくなる
・食生活

食べ物や飲み水に含まれるカルシウム、マグネシウム、リン、尿酸、ケイ酸などの過剰摂取や継続的にとり続けることで、結石の原因成分が尿中に多量に排泄され結石ができるリスクが高まる
・生活習慣

あまり水分を摂らない、おしっこを長時間我慢すると尿が濃くなり結石が作られやすい


●兆候

人間も犬も同じ様な要因で発症する尿結石症。その中でも特に犬の発症事例が多いのが「ストルバイト結石」「シュウ酸カルシウム結石」です。発症すると次のような兆候が見られます。

 

・トイレの回数が増えているのに量が少ない
・血尿が出ている
・排泄時の様子がおかしい
・腹部を気にする、触ると嫌がる
・食欲がない、嘔吐する
・トイレが我慢できない
・オシッコを全くしなくなった

 

このような兆候が見られたら、膀胱炎や尿結石症の疑いがあります。すぐに動物病院での受診をしたほうがようでしょう。

 

小梅水を飲む

 

●予防

尿結石症は毎日の生活の中で予防することが可能な病気です。

 

・いつでも新鮮な水が飲めるようにしておく
・過剰摂取や極端な偏食などに気をつける
・ドライフードだけでなく、水分を多く含む缶詰、ウエットフードを与える
・タンパク質・マグネシウム、リン、カルシウムなどのミネラル分の摂取量 に気をつける
・オシッコを我慢させない
・日頃から排泄時の様子を観察する
・下腹部の冷えや服の着用による締め付けに注意する
・外陰部を清潔にし感染症に気をつける
・冬は水分摂取量が減るので気をつける

 

尿結石症は一度、発症すると非常に再発しやすく慢性化する病気です。もし愛犬が発症してしまったらしっかり治療を受け、再発しないように獣医師と相談し生活習慣を見直しましょう。


このページのTOPへ


サイト内検索


柴犬 小梅 お腹

衝撃!スクープ画像☆
小梅嬢の腹は真っ黒だった!?


売れ筋★ランキング

愛犬を幸せにする♪
ワンコのための
オススメ商品をご紹介