犬と暮らす

犬と暮らすために役立つ情報を掲載。


避妊・去勢手術


避妊・去勢手術をするということ

避妊・去勢手術は「無計画に不幸な子犬を作らない」ということが一番の理由に挙げられます。もうひとつは「性ホルモンに起因した疾患の予防(婦人科系・泌尿器系の病気)」、それと「マーキングなどの行為を抑制する」というメリットもあります。
デメリットに関しては「麻酔を使った手術による身体への悪影響」があります。最悪の場合は死に至るケースもあります。ただし、最近は麻酔技術も進歩により、避妊・去勢手術は比較的安全性の高い手術とされています。
もし、あなたが愛犬の避妊・去勢手術を考えているなら、生活環境や犬を飼育する目的に合わせてよく考え判断してください。


避妊手術


手術の方法と費用

雌の避妊手術は全身麻酔で「卵巣・子宮」を全摘出します。手術時間は約1〜2時間。雄の去勢手術も全身麻酔で行われ、睾丸を全摘出します。こちらの手術時間は約1時間程度。
費用は一般的に去勢手術は2〜5万円ぐらい。避妊手術の場合は開腹手術になるため、手術・入院費なども必要になるので去勢手術に比べて若干高めになります。また全身麻酔に必要な麻酔の量が犬種によって異なります。

 

手術の時期

避妊手術も去勢手術も、初めての発情期が来る前(生後6〜7ヶ月)が適していると言われています。発情期が来る前に避妊手術を受けると、乳腺腫瘍の発症率がかなり低いとの臨床データもでています。ただ、手術に適した時期は獣医師によって見解が異なるため、子犬を迎えたら早めにかかりつつけの獣医師に相談してください。

 

手術のメリット

雌の場合は生理と発情期のストレス情緒不安がなくなり穏やかに過ごすことができます。また、子宮筋腫乳腺腫瘍などの予防にも効果があります。雄の場合は発情期の雌に誘発されて欲情することが無くなり、興奮したり気性が荒くなることが軽減します。また、前立腺精巣肛門周辺の腫瘍などの疾患予防に効果があり、日常のマーキング行為も少なくなるそうです。
5歳以上の犬に多く見られる、ホルモン性高齢疾患の予防にも効果的と考えられています。

それから、もうひとつよく言われるのが「犬の性格が穏やかになる」ということ。雄雌ともに、初回発情期が来る前に手術を受けると、子供らしい要素が体格にも精神的にも残り、飼いやすくなるともいわれています。
ただし、生まれ持った基本的性格(臆病、攻撃性が高いなど)は変わらないため、手術をすれば「問題行動の改善につながる」という過度の期待は禁物です。

 

手術のデメリット

手術は全身麻酔で行われるため、麻酔薬に対するアレルギー反応などリスクを伴います。また、高齢になると身体への負担が大きくなります。
雌の場合は発情期中の手術は出血が多くなるので避けましょう。術後のデメリットとしては「肥満」なりやすい傾向があるため食事には十分気をつけましょう。
三大欲望「食欲・睡眠欲・発情」のうちのひとつ「発情」がなくなることで、残りの「食欲・睡眠欲」が高まり、「運動不足=肥満」になりやすいためと考えられています。

 

手術の流れ

病院の予約問診・検査(健康状態・病歴・ワクチン接種の有無)手術前日(絶食・断水)手術入院(避妊・1〜2泊、去勢・日帰り〜1泊)退院(エリザベスカラー装着・抗生剤)抜糸

※一般的な流れですので、動物病院によって異なる場合があります。また、犬の年齢や病歴、個体によっても変わります。詳しくはかかりつけの獣医師に相談してください。

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