犬と暮らす

犬と暮らすために役立つ情報を掲載。


犬の乗り物酔い


動物病院やドッグラン、愛犬を連れて旅行やドライブなど、最近は愛犬と出かける飼い主さんが増えています。車を利用すれば行動範囲も広がり、犬にとっても楽しい思い出が作れますね。

ただし、車に慣れていない場合は乗り物酔いになってしまうことも…。犬は人間よりも平衡感覚が優れているため、乗り物に酔いしやすいそうです。しかし、その優れた平衡感覚のおかげで、回数を重ねていけば乗り物酔いも徐々に軽減されていくそうです。


○犬の乗り物酔いを防ぐには


車に乗せる直前には食事を与えない(※2時間以上前には済ませておく)。犬の場合、胃の中を空っぽにしておいたほうが、吐き気を感じにくいそうです。


人間の場合は窓を開けて景色を眺めたり、風にあたると良いとされていますが、犬の場合は逆効果になることも。よく、犬が窓から顔だけ出して走行している車を見かけますが、安全面を考えてもあまり良いとはいえません。また、目まぐるしく変わる景色にさらにストレスを感じる場合も。慣れないうちは犬が落ち着いて過ごせるよう、キャリーやクレートなどに入れて移動したほうがいいでしょう。


車内の温度や匂いに気をつけましょう。新鮮な空気を取り入れ、快適な気温を維持してあげてください。また、犬は鼻がよく効くため匂いで乗り物酔いを誘発することもあります。強すぎる芳香剤やタバコの臭いなどにも気をつけてあげてください。


酔い止めの薬を使う

最近では動物用の酔い止め薬が市販されています。犬の酔い止め薬には主に鎮静剤成分が多く含まれており、パニック状態にならない効果があります。ただ、量や使い方を間違えると身体に負担がかかる恐れがあります。また効き目が長時間持続するため、短時間の移動に向かないというデメリットも。初めての場合は動物病院で獣医師と相談し、服用させることをおすすめします。

 

犬は慣れない空間で緊張し、パニック状態から乗り物酔いを起こします。吐いたり、オシッコをしてしまうなど、普段では考えられない行動をとる事があるかもしれません。でも、そんな時は叱らず、犬が落ち着けるように対応しましょう。人間と違い、犬には「車に乗る」という事は大変なことなのです。犬がリラックスし、安心して過ごせるように、乗り物酔い対策をしてあげてください。

このページのTOPへ