犬と暮らす

犬と暮らすために役立つ情報を掲載。


ノミ・ダニ退治


ノミ・ダニに要注意!

目に見えない小さな害虫「ノミ・ダニ」は犬にとって、病気の原因になります。特に春先から秋にかけて、ノミ・ダニも活動的になり寄生されやすいシーズン。散歩から帰った後や、いつもより愛犬が痒がる様子がない気をつけましょう。

 

ノミの特徴

猫や犬など動物の体に寄生する代表的な外部寄生虫で、黒ゴマ程度の大きさ。背骨に沿って頭と尻尾の間を移動し、柔らかい腹部の血を好んで吸います。ちなみに犬に寄生するノミは、なぜか「猫ノミ」という種類のノミが多いそうです。

繁殖には「高温多湿」の環境が適しており、春から夏にかけて活発になり繁殖期を向かえます。
最近ではエアコンなどで室内環境が比較的一定に保たれているため、室内にいるノミの繁殖が1年中可能になってきています。

幼虫の時は吸血行為を必要としませんが、成虫になると産卵のための栄養が必要になるため血を吸うようになります。産卵時は一度に300〜400個と大量の卵を産み落とします。
成虫のときは犬の体に寄生していますが、卵や幼虫・サナギの時は犬の体から落ち、犬の生活圏にひっそりと潜伏しているのです。

ですから、ノミを駆除する際は、犬の体に寄生している成虫だけを駆除するのではなく、生活圏にいる卵や幼虫を駆除することが必要です。特に室内飼いの犬にノミが寄生している場合はカーペットやソファー、布団などを重点的に家中をくまなく掃除を行いましょう。

 

ノミが寄生すると

吸血による刺激で痒みを感じ、患部を引っ掻く、噛むなどの行為が皮膚炎を発症する原因に。
ノミの唾液に含まれる物質によってアレルギーを起こすこともがある。ノミが原因で発症した皮膚炎およそ半分が、この「ノミアレルギー性皮膚炎」であるともいわれています。
大量のノミが寄生すると、吸血される量が多くなり貧血を起こすことも。皮膚の状態が悪くなったり、毛づやが悪くなるなどの症状もみられます。
ノミが寄生することで「条虫(サナダムシ)」という内部寄生虫など、多くの他の病気を媒介する可能性が高い。
犬だけでなく人間を刺すこともあり、かゆみや皮膚炎を発症することもある。

 

ダニの特徴

犬に寄生する一般的なダニは「マダニ」と呼ばれる種類。マダニは屋外に生息していて、散歩中に草むらなどを歩いている犬の体にくっつき寄生します。
ノミと違い、マダニは成虫だけでなく幼虫も吸血します。耳や顔、脚の付け根など、比較的皮膚が薄くて軟らかい場所を好み寄生します。
通常、マダニの大きさは約1mm程度しかありませんが、吸血行為を重ねていくうちに体がどんどん膨らみ200倍以上の大きさになります。
鋭い口で犬の皮膚をしっかりくわえているので、強引に引き剥がそうとすると口の部分が皮膚に残り化膿することもあるので気をつけましょう。

 

ダニが寄生すると

ノミと同様に吸血による痒みを感じ、患部を引っ掻く、噛むなどの行為が皮膚炎を発症する原因に。
「バベジア」という寄生虫(原虫)や細菌などを媒介する可能性が高い。バベジア症候群は犬の赤血球を破壊し、場合によっては生命に危険を及ぼす可能性があるので注意してください。


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駆除・予防方法

ノミ・ダニの駆除で一番注意しなくてはならないのが「個体を決して潰さない」ということ。
もし、潰した個体がメスの場合は、卵を持っている可能性があります。そうすると、親を潰した瞬間に目に見えない小さな卵があちこちに飛び散り、寄生を拡大させることになります。

もし、愛犬の体にノミやダニを見つけたら、「犬の体」だけでなく「犬の生活圏全体」を駆除の対象にしましょう。犬小屋の中、毛布など、犬の活動範囲も重点的に行ってください。屋外の場合は犬小屋の周辺にも、個体が潜伏している可能性があります。
使用する駆除剤は毒性があるため、愛犬と一緒に動物病院へ受診し、どの駆除剤がよいか獣医師と相談してから行いましょう。

【スポットタイプ】
犬の首の後ろに薬剤を滴下するタイプ。簡単で時間がかからないので比較的、犬も嫌がりません。薬剤は乾けば舐めても大丈夫なので、体への負担もありません。効果は1〜3カ月間持続し、成虫駆除に効果的です。卵の孵化も阻止できるタイプもあります。

【スプレータイプ】
全身に噴射し使用するタイプ。即効性があり、犬の体だけでなく室内やケージ、犬小屋の中にも使うことができます。成虫の駆除に効果があります。

【内服薬、注射】
成虫を駆除すると同時に、卵やサナギの成長も阻止する薬。ノミ・ダニが寄生していなくても服用すれば、寄生予防に効果があります。
【首輪タイプ】
駆除剤やハーブ剤などの薬剤が染みこんだ首輪タイプ。首に巻いておくだけでいいので簡単ですが、ニオイがあるので犬が嫌がる場合もあります。また、体質によってはアレルギーを起こす犬もいるので気をつけましょう。ペットショップなどで購入できます。

【その他】
犬の体に直接、散布するノミ取り粉や、ノミ取りシャンプーなどもあります。

犬にノミやダニを寄生させないためには、徹底的な駆除が必要不可欠です。駆除だけでなく「寄生されない環境」を維持することも重要です。日頃から掃除機をかけたり、毛布やマットを定期的に洗う、日光消毒をするなど、愛犬のためにも清潔な環境を心がけてください。

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