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犬と暮らすために役立つ情報を掲載。


人畜共通感染症


人畜共通感染症とは?

「人獣共通感染症」とは、「動物も人も発症する病気」のこと。

「ペット感染症」とも呼ばれています。

 

最近は犬も室内飼育が主流となり、飼い主と同じ生活空間で過ごす時間が圧倒的に増えています。飼い主と一緒に寝たり、キスをしたりなど、愛犬と過剰なスキンシップをとる人も増えています。それらが原因で、最近、飼い主がペット感染症にかかるケースが増えてきました。

 

要因と病気の種類

人畜共通感染症を引き起こす原因はウイルスなどの小さな微生物細菌や原虫、寄生虫など様々です。現在、国内で発症する感染症の種類は約50種。そのうち犬や猫、小動物など人間と暮らしている動物から感染する可能性のあるものは約30種とされています。

6歳以下の乳幼児、60歳以上の高齢者、糖尿病など慢性疾患の持病のある人、肺に基礎疾患をもつ人などは、感染しやすく特に注意が必要です。さらに、末期ガン患者、重篤な基礎疾患をもつ人、HIV患者、臓器移植者など、免疫力が著しく低下している人は、リスクが非常の高いので動物との接触は避けた方がよいでしょう。

 

人畜共通感染症は感染しても「身近な動物から感染した」という自覚症状が無いケースが多く、体調不良で通院しても、医師が気づかないこともあります。犬や猫と接する機会が多い人は、人畜共通感染症の知識を正しく理解し、体に異変を感じた時は念のため「ペットを飼っている」ことを医師に伝え、適切な検査・治療を受けることが必要です。


予防対策
人畜感染症のなかには、犬や猫にとっては何も影響がない病原体も、人間に感染すると様々な症状を引き起こすものもあります。とはいうものの、飼い主にとってペットは可愛いもの…。感染症が怖いからといって、不必要に遠ざける必要はありません。日頃から過剰なスキンシップ避けたり、手洗いなどを心掛ければ感染のリスクを抑えることが可能です。

 

■過剰なスキンシップはしない
・愛犬とキスしない、口や顔を舐めさせない
・自分の使っている箸や食器、口移しで食べ物を与えない
・一緒に寝ない
・食卓に上げない 

 

■ペットを触ったら
・手を洗う、うがいをする

 

■トイレや寝床を清潔に
犬の排泄物に病原体が含まれることもあるので、排泄物は気がついたらすぐに片づけましょう。散歩などの外出時も同様に、糞は必ず回収し置き去りにしないこと。感染症予防はもちろん、愛犬家としても当然のマナーです。
ケージや犬小屋、ベッドなど、愛犬の生活範囲はこまめに掃除し清潔にしてあげましょう。もちろん、愛犬の身体も清潔に。定期的なシャンプーなども大切です。ノミ・ダニ・皮膚疾患などの予防にもつながります。


■外出先でも要注意
病原体は河川や湿地帯などの自然界に潜んでいることもあります。アウトドアレジャーを楽しむ時も注意しましょう。また、野生動物や野良猫なども病原体に感染している可能性が高く、かわいいからといって接触するのは止めましょう。

 

もし感染したら

愛犬を病原体から守るために最も重要なのは「予防」です。狂犬病やレプトスピラ症など、予防ワクチンができる感染症については接種しておくと安心です。また、ノミやダニ、回虫などは比較的簡単に駆除できます。愛犬に少しでも感染の疑いがある場合は、速やかに動物病院を受診し治療を受けましょう。
病原体を他の犬や人へ二次感染をさせないことも、飼い主にとって重要な責任です。感染が分かったら、散歩や必要以上の外出は控え、他の犬や猫、人との接触も控えたほうがよいでしょう。


この他にも愛犬の生活範囲から病原体を追いやることも大切です。かかりつけの獣医師と相談し、感染症対策を行いましょう。

 

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